デントリペアとは

簡単に言ってしまえば“へこんだ所を裏から突っついて元に戻しましょう”ってことです。
施工前 After 施工後

正式にはペイントレス・デント・リペアといいます。
写真のように車のボディ(金属部分)にできた塗装の傷んでいないエクボ状の小さなヘコミ(デント)を、
再塗装することなく(ペイントレス)、専用の特殊工具を駆使して修復する(リペア)、といった、
雹(ひょう)害の多いヨーロッパで生まれアメリカで育った新技術です。日本に紹介されて10数年といわれています。

デント・ツール
特殊工具といっても、デントツールと呼ばれる道具はご覧のように一見単なる鉄の棒です。ですが、同じデントは二つとありませんから、さまざまな形状、長さを持つ50種類以上ものツールの中から、デントの場所、形状に合わせて最適な1本を選びだし、車の穴という穴、隙間という隙間を通してヘコミの裏側にツールをあてがい、テコの原理を利用して徐々に押し上げ、または捻り上げ、オリジナルのボディラインを復元します。ツールが入らない場所でも、デントールという道具を使って引っ張り上げる方法で修復できます。 鈑金塗装のようにパテを盛って整形するのではなく、ヘコミそのものをなかったことにするといった発想ですね。 現代のハイテクとは無縁ながら、熟練と経験がものを言う、非常に緻密で繊細な技術です。

こんなヘコミにはデントリペアが最適です。

  • 駐車中に隣の車にドアを当てられてしまった。(ドアパンチ、一番良くあるケースですね。)
  • 乗降時、うっかりバッグの角をぶつけちゃった、、、
  • 走行中になにやら異音が、、、飛び石でへこんじゃったけど塗装は無事だった。
  • 公園で遊んで車に戻ってみるとボールの痕が、、、
  • 木陰に駐車しておいたら上から木の実が、、、
  • 買い物帰りにショッピングカートが、、、
  • DIYで整備中に工具が、、、
  • 台風のあと車に乗ろうとしたら、、、           
  • ひょっ、雹がぁぁぁ、、、
  • EtcEtc・・・
  • 大事に乗っているはずなのに、うっかりつけてしまった悔しいヘコミ。
  • 大事に乗っているはずなのに、知らぬ間につけられてしまった憎きヘコミ。
  • 普段は目立たないけど、洗車のたびに顔を出すいやらしいヘコミ。
  • 直したいけど、これくらいで高額な修理代は払いたくない!
  • 直したいけど、これくらいで鈑金に出して再塗装されるのはちょっと・・・
  • 直したいけど、これくらいで何日も車を預けるわけにはいかない。

デントリペアならそんな心のヘコミも一気に解消です!

直径5cm程度までの塗装の傷んでいないヘコミなら、デントリペアでの修復が最適です。
また、ヘコミの状態によっては大きなものにも対応可能です。
このヘコミ、直したい!と思ったらデントリペアで修復可能かまずはご相談ください。
デントリペアで無理なら鈑金塗装、は、欧米では既に当たり前のことなのです。

デントリペアのメリット・デメリット

fiat
デントリペアの特徴はキレイ・早い・安いです。
これまでの一般的なヘコミの修理方法である鈑金塗装の工程と比較していただくと、 作業自体は単純なものであることがお分かりいただけると思います。
単純であるが故に難しい技術なのですが、だからこそ数々のメリットが生まれるのです。

メリット

キレイ

鈑金・パテ・塗装を行わないためオリジナルの塗装を維持。ボディーの色が変わりません。
パテ痩せやペーパー目が出てくるといった心配は要りません。
ボカシ際が目立ってくることもありません、
経年変化で色が違ってくることもありません。
修復履歴がつかず、査定に響きません。

早い

鈑金と修理工法が違うため短時間で元通り。
設備がいらないから出張作業もOKです。車を預ける必要はありません。

安い

コストも時間もがかからない分、鈑金塗装より低料金で施工が可能です。

デメリット

本来5cmほどまでの小さなヘコミを対象としていたため、大きなものは条件が厳しくなります。
小さなものでも鋭く深く入ってしまったヘコミは中心部が残ることがあります。また、塗装にクラックが入る恐れがあります。
プレスライン上に深く入ったり、キツイ線の入ったヘコミは修復痕が残る場合があります。
塗装が剥げているものは直りません。ですがヘコミだけを元に戻すことはできます。その場合、クラックが広がる恐れがあります。
過去に修復暦があり、パテが入っている場所は割れる恐れがあります。
車の構造上、ヘコミの裏側にツールが届かない場所はリペアできません。鉄板を折り返して2重になっている部分や、ピラーなど袋状になっている部分です。塗装面から引き出す方法は使えますが、その場合、塗装がはがれる恐れがあります。
バンパーなどの樹脂製部品、ドア等パネルの縁、ボディの角部分は不可です。

鈑金塗装との比較

デントリペア

1.専用ツールアクセス通路確保
専用ツールをヘコミのあるボディ部分裏へアクセスさせるための通路を、ボディ部品の隙間、部品を取外すなどして確保します。
2.リペア
専用ツールをヘコミの裏側へ誘導して押し出し、ヘコミを元のボディー形状へ戻します。ボディ内外から微妙な補正を行い、元に戻します。引き出し作業を行う場合もあります。
3.表面の仕上げ(必要時)
リペア終了後、ヘコミがついた際の細かい傷を、コンパウンドなどで消し、ワックス等でつやを出します。
4.部品取付(必要時)
取外したパーツを取付ます。

鈑金塗装

1.部品取外し工程
壊れている・鈑金に支障になるパーツを取外します。
2.鈑金処理
ヘコミ部分の塗装を削り、ハンマー等で叩く又は溶接して引っ張ること事により、だいたいの形にします。
3.パテ処理
おおよそ形になった部分へ粘土状のパテと呼ばれるものを塗り固めます。
4.パテ仕上
パテをペーパー(やすり)を使い、元のボディー形状を作ります。
5.下地塗装
サビ止め等、ボディー表面には見えない下部の塗装を行います。
6.下地塗装工程
下地塗装をペーパー(やすり)を使い研磨します。
7.マスキング
塗装を行う前に、塗装がついては困る部分へカバーをします。
8.塗装
ボディー色になる物、表面のクリア塗装などを行います。ツートン・パール等の塗装などでは費用がさらに高くなります。
9.部品取付
取外したパーツを取付ます。

デントリペアでは、元のボディーの塗装を変えることなくそのまま元の形へ戻すので、時間短縮ができ、工場設備が必要にならないため、 ユーザー様へ低コストで、キレイに・早く・安くに対応することが可能なのです。


鈑金・塗装では上記のように、たくさんの工程を行いボディーを元の状態へ戻します。 再塗装を行うため、修理した部分のボディー色が変わらないよう見せるために、ボカシ処理で、修理部分以外に広い部分が再塗装となります。 工程が多く各工程に高い技術・設備が必要なためどうしてもコストは大きくなってしまいます。 ツートンのボディーなどでは2度の塗装などを行わなければならないため、さらに費用が増えてしまいます。 メリットとしては、大きなダメージも全て同じ方法で直すことが可能なことです。

デントリペア 鈑金塗装
料金 ¥8,000〜 ¥30,000〜
修理期間 10分〜 三日以上?
塗装の色 変化なし 若干変化
下取査定 減額なし 減額対象

デントリペアは条件さえ合えばプロの査定士でも見分けがつかないほどの美しい仕上がりをご覧いただけるすばらしい技術ですが、残念ながら鈑金塗装のように万能ではありません。
お客様の車を作業させていただく前には、ヘコミの状態を実際に確認させていただいた上で十分なご説明をさせていただきます。 ご納得いただかない限り作業に移ることはございません。
また、リペア不可と判断した場合,鈑金塗装をお勧めすることもございます。
デントリペアについてさらに詳しい説明がお聞きになりたい場合はお気軽にご連絡ください。

ページトップ↑

Tel:090 4839 0869
mailto:info@dent-sticks.com
visamaster
Dent Japan
Team Rabby